
元メリヤス会館があった福島3丁目ではタワーマンションの建築が進んでいますが、埋蔵文化財があったようで発掘調査が行われています。福島蔵屋敷跡地D地点という名称になっていました。

残念ながら外部からは発掘調査の様子はあまりうかがえず。

時代は江戸、淀屋橋(北浜)にあった米市場が堂島へと移され、堂島米市場が誕生します。やがて、堂島に隣接する堂島川・土佐堀川を水路として、周辺には各藩の蔵屋敷が建てられていき、「天下の台所」と呼ばれる日本最大の市場が形成されていきます。これが大坂蔵屋敷です。福島蔵屋敷は、現在の福島区の川沿いにあった蔵屋敷の総称で、川向いには中之島蔵屋敷跡地もあります。

福島区には、中津藩(福沢諭吉生誕の地)、人吉藩、臼杵藩などの蔵屋敷がありましたが、いずれもこのD地点からは東の関西電力病院やほたるまち・ABC朝日放送付近。このD地点付近には、「筑」「前」といった文字があり、上看板では筑前藩関連の遺跡の可能性があると書いてますね。周辺の調査の文献も見てみたところ過去にも発掘されており、B地点、C地点、と続いてここはD地点になっているみたいです。1863年ごろの古地図も見てみましたが、その地図には「筑」「前」の記載がなくなっていました。なので全く関係ない可能性もありそうです。素人が書いてるので間違ってたらこっそり指摘してください。

現地は地上45階建てのタワマンが予定されていますが、こういった昔のことに想いを馳せるのもいいですねぇ。目の前には蜆川があったんだぞとか、堂島橋はなかったんだぞとか。