大阪市福島区のローカルブログ「福島区在住」

まるで夜空に立つテトリス棒! 日本唯一、淀川大橋の回転式防潮鉄扉の訓練を見に行ってきた。

去る2020年7月5日午前1時から防潮鉄扉操作訓練が実施されました。淀川、神崎川、左門殿川には陸閘(りっこう)と呼ばれる海水の侵入を防止する設備があり、毎年訓練が実施されています。今回の訓練は淀川大橋のみの実施だったようです。

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鉄扉は通常、横にスライドして閉鎖することが多いようですが、福島区~西淀川区にかかる淀川大橋陸閘は日本唯一の回転式鉄扉。写真右側から半時計周りに回転していくのですが、工事灯に照らされて赤々と輝く鉄柱が夜空に屹立する姿はなんとも非日常的な光景です。2018年に発生した台風21号では、淀川の水位が上昇したためこの防潮鉄扉が実際に稼働。淀川本川の防潮鉄扉すべてが稼働したのは1979年以来と39年ぶりだったそうです。このあまりのビジュアルのインパクトにネット上でも大きな話題となりました。

現場は河川事務所や建設局、消防局、大阪府警など関係者でごった返していましたが、ギャラリーもたくさん! テレビ局も取材で来ていたようです。午前1時の時点ではすでに直立していましたが、訓練のためか30分ほどかけてゆっくりと降下。閉鎖後は扉がきっちり閉まっているかなどを点検されていました。その後再び上昇し、午前二時には訓練は終了。

最近は雨の日も多く、先日も激しい雨が降ったばかり。この記事を書いている今も、九州の鹿児島県・熊本県では土砂災害や浸水、増水によって甚大な被害が発生しています。できればこの鉄扉が稼働しないことを願うばかりです。

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