大阪市福島区のローカルブログ「福島区在住」

令和6年の地価発表。福島区の上昇が止まらない。人気も止まらない。

国土交通省が2024年3月26日に令和6年地価公示を発表しています。これは同年1月1日時点の標準地の価格を公示したもので、一般の土地の取引や不動産鑑定の規準になるものです。

詳細なデータは国土交通省の地価公示ページ不動産情報ライブラリなどで閲覧ができますが、データが膨大で一般の方見るのはあまり優しくないデータ群です。そこで当ブログが代わってわかりやすく加工してみようというのがこの記事の企画です。昨年もやりましたが結構めんどくさい。

福島区のみの公示価格

住所は所在地番となっており、住居表示とは違います。

福島区内で地価が一番高いのは、福島7丁目(将棋会館付近)。上昇率が最も高かったのは福島6丁目(麻婆豆腐で有名な中国菜オイルさん付近)。いずれも梅田の開発エリア・ウメキタから近く、都市中心部へのアクセスのしやすさ・利便性などから地価上昇が継続しているものと思われます。

大阪圏の平均変動率は 6.1%なのですが、吉野1丁目(福島郵便局付近)、鷺洲5丁目(鷺洲上公園付近)も10%以上上昇しており、留まることを知らない勢いです。こう見ると福島8丁目あたりは各駅にもかなり近いのに、土地価格としてはかなり安い方なんですね。家を持つならこのあたりが狙い目なのかも。

大阪府内地価高額ランキング

では他の大阪府内の地域と比べてどうなのか?をまとめてみたのが下記の表です。

クリックで拡大。用途に「住宅」が含まれているもので、1㎡当たりの価格。

東洋経済オンラインにも同様のランキング記事があるのですが、当ブログがまとめたランキングとはいろんな差があります。こちらは用途に「住宅」が入っている約1300地点をランキングに含めています。

なんと2・4・5・7位に福島区がランクイン。福島6丁目の上昇率18.52%は、大阪府内で上昇率1位。鷺洲5丁目の14.08%は上昇率3位になっています。嬉しいとい言うより高すぎるやろという印象が強い。固定資産税を払ってる身としてはかなり痛い結果です。当然ながら家賃等にも反映されてきます。このままでは福島区に住みたい人が少なくなってしまうのでは…。

SUUMO住みたい街ランキング2024 関西版の結果は?

2024年3月7日、株式会社リクルートが「SUUMO住みたい街ランキング2024 関西版」を発表しています。プレスリリースの資料からいくつか福島区の情報を引用します。

https://www.recruit.co.jp/newsroom/pressrelease/2024/0307_14113.html より引用

なんと、大阪市福島区は堂々の8位。昨年の11位からランクアップしており、TOP10入りは初なのだそう。

https://www.recruit.co.jp/newsroom/pressrelease/assets/20240307_housing_01.pdfより引用

投票の年代が興味深い結果になっています。天王寺区に続き、20代からの指示が圧倒的の36.5%もあります。これは推測ですが、梅田には徒歩や自転車でも行ける距離感や、なんば・心斎橋といった繁華街へのアクセスも容易なところが支持されているのかもしれません。30代が妙に少なく、40代は多いのも特徴的。ある程度子供が大きくなったファミリー層などにも支持されているのかな?

https://www.recruit.co.jp/newsroom/pressrelease/assets/20240307_housing_01.pdf より引用

こちらも同資料にあった、不動産経済研究所マンションレポートによる大阪市北区と福島区のマンション供給戸数の推移。さすがにコロナ禍は減ってますが、同レポートでは「うめきたエリアなど福島方面、中津方面への再開発により住宅供給も増えており、直近10年間でも大阪市北区・福島区で約1万5000戸の分譲マンションが供給されている」と報告しています。

相変わらずマンションはニョキニョキ建ち、往来する人もなんとなく多くなった気がします。福島区から徒歩でも行けるうめきた地区も徐々に全貌が見え始め、今年の夏には一部の建物がオープン。梅田からふらりと福島区に寄る人も多くなることでしょう。一体どうなっちゃうの。

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