大阪市福島区のローカルブログ「福島区在住」

令和5年度地価調査結果、大阪市福島区が上昇率W1位に。これから福島区はどうなる?

2023年9月19日に全国の地価調査が発表されました。この基準地価は各都道府県がその年の7月1日時点における土地価格を調査して公表するものです。実際に売買される土地の価格や公示価格とはまた違うのですが、その土地の相場を知るための指針となるそうです。

面倒なのでエクセルで作ってキャプチャ

大阪市福島区では上記7箇所が調査されています(どうやって決めたんでしょうね?)。平成30年からの推移をまとめてみましたが、どの場所も上昇しているのがわかります。左3列が住宅地、右4列が商業地となっているのですが、商業地の福島2丁目(関電病院付近)がダントツで高いのが意外な気はします。関電病院横にはタワマンのシエリアタワーが建設中ですが、その影響もあったりするんでしょうか。

大阪府HP 地価調査結果より抜粋(引用の範囲内)

大阪府内で上昇した率が一番高かったのは、住宅地では鷺洲5丁目、商業地では福島6丁目と、なんと福島区がW1位に。福島6丁目は開発中のうめきたエリアに隣接しており、これからの発展も考えると納得の上昇です。鷺洲5丁目に関しては正直なところ理由が思い浮かびませんが、あくまでも調査対象が鷺洲5丁目一箇所だっただけで、鷺洲全体が上昇したと考えることもできそうです。ちなみに鷺洲5丁目は用途地域で言えば「準工業地域」となり、住宅以外も建築可能なエリアです。自分の住む地域がどんな地域なのかは、マップナビおおさか等で見ることが出来ます(正確ではないので注意)。

地価が上昇することで不動産の資産価値も上がるメリットもある一方で、固定資産税の増加や福島区で不動産を購入する場合の費用上昇といったデメリットもあるようです。賃貸の家賃とかも上がってしまうんでしょうか? 

ちなみに今回の地価を地図で確認する場合は、こちらのサイトが超超超見やすいです。地価調査 – 大阪府 大阪市福島区 (2023年) – 地価公示・地価調査(基準地価)

最近の福島区

うめきたエリア 福島6丁目付近から(2023年6月30日撮影)

うめきたエリアは順調に建築中。手前には線路がありましたがすでに撤去済みで、道路になる予定です。福島区からうめきたへのアクセスはスムーズになることでしょう。

梅田の北側だけが注目されていますが、南側も大掛かりな工事が続いています。福島区5丁目から東、旧大阪中央郵便局跡地にJRタワー大阪・KITTE大阪が建設中。ホテル・オフィス・商業施設・劇場を備えた39階建てのビルでめちゃくちゃでかいです。

JRタワー大阪・KITTE大阪は新設されたJR大阪駅西口とも直結。まだ一部が工事中ですが、完成すれば福島区からもアクセスしやすくなると思います。

地価では触れられていませんが、海老江3丁目には凸版印刷の広大な敷地が空いてます。何かできるのかマンションができるのか。これだけ地価が上がるとなにか活用の動きが出るかもしれません。

大開4丁目・海老江8丁目付近では、淀川左岸線(2期)が工事中。かなり大掛かりな工事中で、うねうねと曲がる高速道路は必見です。淀川の河川敷では堤防の中を通る高速道路・淀川左岸線と、その横道を通る淀川南岸線が建設中。今後の福島区の交通量に大きな変化が見られるかもしれません。

JR環状線野田駅(吉野・野田)の高架下も長期間工事をしていますが、何ができるかはまだわかりません。以前のようにTSUTAYAや商業施設やグルメ店などができるのでしょうか。周辺はマンション建築がラッシュになっており、よりいっそう人口が増えるエリアになると思われます。あとはJR野田駅に快速が停まるようになれば吉野民・野田民は大歓喜ですね。

2023年10月から始まるNHK朝ドラ「ブギウギ」では、舞台として大阪福島が登場することになっており、ますます注目されるでしょう。地価も上がって注目され発展するのは良いことですが、先述の費用上昇や騒音・防犯・ゴミなど、住人にとってはマイナス要素もあるのが歯がゆいところです。なにか困ったことがあったら市役所や警察にでも相談しましょう。長々と書いて疲れました。

古い記事

新しい記事